ディフェンスのBear frontというフォーメーションについての記事です。
記事の流れは次の通りです。
・2022年現在のNFLオフェンスのランプレーのトレンドについて
・そのトレンドを抑える手段の1つがBear front
・ではそのBear frontはどんなディフェンスなのか
・またメリットデメリットは
という流れで書いていきます。
下記PFFの記事を参考に書いています。
https://www.pff.com/news/nfl-bear-front-effectiveness-zone-runs-2021
目次
NFLオフェンスのランプレーのトレンド
今日のNFLのランプレーはゾーンが増えていて、ランプレーの内、半分以上はゾーンのランプレーです。実際、POに進出したLAR、CIN、GBはアウトサイドゾーンに依存しています。
どうやってゾーンのランプレーを止めるか
そのため、NFLのディフェンスは“どうやってゾーンのランを止めるか”という問題に直面しています。
ゾーンランの基本的なコンセプトは、OLがDLに対してダブルチームを組み、その後セカンドレベル(LB)に対してブロックしていき走路を切り開いていきます。
そのゾーンランを抑えるための1つの答えがBear frontです。実際その使用割合は徐々に増えてきています。
Bear Frontとは
特徴
・C、両Gの前にDLを並べる。
3-0-3のalignment(通常の3-4では4-0-4に入る)
・Sが1人下りてきてエッジに入ることも
3-0-3のalignment(通常の3-4では4-0-4に入る)
・Sが1人下りてきてエッジに入ることも
使われるシチュエーション
・ゴール前、ランシチュエーション
長所
・ランに強い
DLがダブルチームを組まれてコントロールされ
セカンドレベル(LB)まで取られることが少ない
・プレッシャーをかけれる
ラッシュに対して、C、GはNT、DEとそれぞれ1対1でお互いにヘルプできない。
そのため、Cはスナップしてすぐ1対1でNTと勝負しないといけない
DLがダブルチームを組まれてコントロールされ
セカンドレベル(LB)まで取られることが少ない
・プレッシャーをかけれる
ラッシュに対して、C、GはNT、DEとそれぞれ1対1でお互いにヘルプできない。
そのため、Cはスナップしてすぐ1対1でNTと勝負しないといけない
短所
・パスに弱い
基本的に、Sが1枚ボックスに入ることが多く、
必然的にシングルハイのパスカバーに限られる。
基本的に、Sが1枚ボックスに入ることが多く、
必然的にシングルハイのパスカバーに限られる。