MIAのSのジェボン・ホーランドの選手紹介記事です。
ここからは成績と、選手としての長所・短所について書いていきます。
Photo by Peter Joneleit/Icon Sportswire via Getty Images
成績
2023年までの成績は以下の通りです。
https://www.pro-football-reference.com/players/H/HollJe02.htm
2023年シーズンの詳細Statsは下の通りです。
・Rate：99.3（リーグ43/75選手）
・INT / Coverage snap：0.0026（リーグ42/75選手）
・Tackle / Snap：0.10（リーグ23/75選手）
・Miss Tackle%：7.5%（リーグ33/75選手）
数字上はそこまで際立っていませんが、2023シーズンのPFF GradeはSの中で3番目とかなり評価されているSです。
The highest-graded safeties from the entire 2023 season pic.twitter.com/NUc54YM7AK
— PFF (@PFF) February 16, 2024
Strengths
Deepのゾーンカバーの守備範囲の広さが彼の持ち味です。中でもQBリードが上手く、レシーバーのルートコンセプトを確認しながらも、QBの動きを見て投げる前に反応できるタイプです。
Weaknesses
・オフマンカバレッジでのリカバリースピード
INTの少なさが課題です。2023年シーズンはINTは1つでNFL入りからの3年間では5つのみと、ボールスキルが最重要視されるFSでは少ないです。
また、PDも2023年は4つとボールに絡む機会が少ないです。
ゾーンカバーに比べるとマンカバー能力はやや落ちます。特に気になるのがスロットやTEに対するオフマンカバレッジで、スピードアウトに対してブレイクでセパレートされそのまま追いつけないことがあります。
Overall
Deepのゾーンカバーの役割で最も真価を発揮できるFSタイプの選手です。前述したように、ゾーンカバーの守備範囲が広くワンハイも任せれるFSです。
また、ランに対しては、ボックスでブロック処理をしながらタックルさせるようなSS的な使い方はあまり向いていませんが、ランDで大きな欠点はありません。最後尾からの上りは悪くありませんし、ブロック処理も悪くない、タックルも安定しています。
一方で、QBリードが上手い選手にしてはINTが少ないのが気になります。今後、Pro bowlやAll-Proに選出されるためにはINTを増やす必要があります。
