NFLドラフトCBまとめ 2021年

NFLドラフトCBまとめ 2021年

 2021年のDraftのCB候補についてまとめた記事になります。

Sについてはこちらの記事になります。

Caleb FarleyPatrick Surtain ⅡJaycee HornAsante Samuel Jr.の4人を紹介したいと思います。

 

Caleb Farley(ケレブ・ファーリー)Virginia Tech

Photo by: https://titanswire.usatoday.com/2021/04/08/2021-nfl-mock-draft-titans-caleb-farley-daniel-jeremiah/

Strong Points

◦サイズある(6′ 2″)
◦レシーバーのブレイクに対する反応が良く、そこからの加速も良い
◦アジリティ高い
◦セパレートされてもロングボールでは追いつけるスピードがある(非公式では40ヤード4.28という噂も)
◦ボールホーク(2018年~2019年で6INT、25PD)
◦マンカバー、ゾーンカバー、オフマンカバー等スキームを問わず活躍できそう

Weak Points

×見た映像では左サイド固定で右サイドの適正は?(スロットとしての能力も不明)
×ハンドテクニックはあまり使わず身体能力に頼るカバーが多い
×レシーバーのブレイクに対する反応が良い分ダブルムーブにやられることも
×タックルの正確性は平均かそれ以下

まとめ

身体能力が高く、レシーバーの動きを見て後追いでカバーするタイプです。ブレイクの加速が素晴らしいので、QBからしたら投げる時点では空いていたのになぜかパスカットされるような感覚だと思います。ゾーンカバーの動きも問題なさそう(読みの部分は不明)でスキームを選ばずどのチームにもフィットします。身体能力に頼っている部分が見られるので、今後ハンドテクニックなどの技術をどれだけ伸ばせるかが重要だと思います。
2020年シーズンのオプトアウトとケガの影響を各チームがどう捉えるかで指名順位が大きく変わります。能力だけ見れば1巡中位です。

Denzel ward(ウォード)CLE、Byron Jones(バイロン・ジョーンズ)MIAのようなタイプです。

 

Patrick Surtain Ⅱ(パトリック・サーテン)Alabama

Photo by: https://rolltide.com/sports/football/roster/patrick-surtain-ii/6377

Strong Points

◦スクリメージで、レシーバーのフェイクに対して体が開かず我慢できる
◦手を使うのが上手く、バンプなどCBから仕掛けることができる(DPIが少し心配)
◦ゾーンカバー時、#2レシーバーをしっかり確認できてそちらへのパスに反応できる
◦スロットもできる
◦タックル正確

Weak Points

×ロングスピードがいまいちで長いルートではちぎられることも(非公式ながらPro Dayの40ヤードでは4.42を記録したので、思っていたほど遅くはない?)
×チェンジオブディレクションは平均的
×スラントとか早いタイミングのパスでちぎられたら追いつけない
×ボールの落下地点を読むのがいまいちな時も

まとめ

Farleyとはまたタイプが異なり、どちらかと言うと身体能力ではなく技術で抑えるCBです。懸念のスピードはPro Dayの非公式ながら40ヤード4.42を記録しているので気にしすぎということもあり得ます。ただ、スピード、アジリティ面でFarleyには劣り、スピードがあるWRを苦手とする可能性があります。

Marlon Humphrey(マーロン・ハンフリー)BALのようなタイプです。

 

Jaycee Horn(ジェイシー・ホーン)South Carolina

Photo by: https://spectrumlocalnews.com/nys/buffalo/sports/2021/04/14/prospect-profile–south-carolina-cb-jaycee-horn

Strong Points

◦手や体で競り合いながら密着マンカバーできプレスマンカバーが得意
◦スクリメージで足を動かせる
◦爆発力がある(Pro Dayでも下のように過去のJalen Ramseyに匹敵する好結果)

Weak Points

×バックペダルが乱れることがある
×手を使って競り合いすぎてDPIとられることも
×タックルが甘い

まとめ

競り合いながらレシーバーを自由に走らせないようにして抑えていきます。カバー能力は上2人と比べると少し落ちるなという印象です。Surtainとはまた異なった手の使い方をしていてどちらかと言うと、DPIをとられやすい使い方なのでNFLの基準でどのくらいDPIとられるかで活躍できるかが大きく異なりそうです。

 

Asante Samuel Jr.(アサンテ・サミュエル)Florida State

Photo by: Travis Register, 247Sports

Strong Points 

◦前方向へのブレイク(イン、アウト、フック系)がスムーズで加速が良く、アジリティが高い
◦オフマンからのブレイクスピード良い
◦腰の切り返しスムーズで反転も滑らか
◦ボールにアタックでき、ボールに絡める
◦ランプレイ時も積極的にランサポート

Weak Points

×アンダーサイズ(身長5′ 10″、体重180lbs)で、ゴール前の競り合いなどでサイズ不足をカバーできるスキルがあるかは不明
△ロングボールに対するカバーをあまり見れなかった

まとめ

サイズこそないですが、動きは良く小回りがきくタイプです。スロットとして指名される可能性は高いですが、身長5′ 11″とかでも外で活躍しているCBはたくさんいるので外で使うか、迷うところです。スロットの適性が分からなかったのが不安要素です。

 

CBのまとめ

評価は、Farley、Surtain > Horn > Samuel という順番ですかね。Farleyのケガというリスクを各チームががどう捉えるかで順位が変わってきます。上2人はタイプが異なっていてどちらのタイプが活躍するか楽しみですね。
1巡候補で見れば今年は層が薄いなという印象です。

 

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