2024年のアリゾナ・カーディナルスのドラフト指名選手の紹介の記事になります。
今年は指名選手が多い(12名)ので、4巡までの8名の紹介をしたいと思います。
2023年指名選手記事はこちら↓
- 1. Round 1 · Pick 4 (4) Marvin Harrison Jr.(マービン・ハリソンJr)WR Ohio State
- 2. Round 1 · Pick 27(27) Darius Robinson(ダリウス・ロビンソン)DE Missouri
- 3. Round 2 · Pick 11(43) Max Melton(マックス・メルトン)CB Rutgers
- 4. Round 3 · Pick 2(66) Trey Benson(トレイ・ベンソン)RB Florida State
- 5. Round 3 · Pick 7(71) Isaiah Adams(アイザイア・アダムス)G Illinois
- 6. Round 3 · Pick 18(82) Tip Reiman(ティップ・レイマン)TE Illinois
- 7. Round 3 · Pick 27(90) Elijah Jones(イライジャ・ジョーンズ)CB Boston College
- 8. Round 4 · Pick 4(104) Dadrion Taylor-Demerson(デイドリアン・テイラーデマーソン)S Texas Tech
Round 1 · Pick 4 (4) Marvin Harrison Jr.(マービン・ハリソンJr)WR Ohio State
Photo by Ben Jackson/Getty Images
Strengths
全て
Weaknesses
△RACの能力はグレイトではない
△たまにドロップも(もちろんスーパーキャッチも多い)
Overall
もはや説明不要の選手です。経歴、サイズ、身体能力、WRとしての能力どれも段違いで、また外でも内でも違いを作ることが出来る10年に1人の選手です。
Fitzgeraldのように数十年にわたりARIを支えてほしいです。
Round 1 · Pick 27(27) Darius Robinson(ダリウス・ロビンソン)DE Missouri
Photo by: https://sports.yahoo.com/why-canton-great-missouri-dl-230302819.html
Strengths
○サイズ
○シニアボウルでの活躍
○パワーを活かしたブルラッシュ
○元DTだけあってブロック処理、ランストップに長ける
○versatile
Weaknesses
×アジリティ系のタイムが遅すぎる
×スピードラッシュはない
×ラッシュのハンドテク、パターンは少ない(ブルラッシュ、スイムがほとんど)
×スクリメージでのバーストない
Overall
元DTである通りランストップで違いを作ることでき、さらにそのパワーを活かしたブルラッシュでプレッシャーをかけることが出来るエッジラッシャーです。
ただ、スピードラッシュやハンドテクニックに不安があり、パスラッシュのバリエーションが少ないためNFLのOT相手にどこまでプレッシャーをかけれるか懸念があります。
Round 2 · Pick 11(43) Max Melton(マックス・メルトン)CB Rutgers
Photo by: https://www.espn.com/nfl/player/_/id/4698113/max-melton
Strengths
○腕長い(32 1/8’’)
○ブレイクまでのミラーリングはいい
○オフマンでルートを予測して、その方向に体を入れてルートを邪魔するのが上手い
○ブレイク前にしっかり足を動かし続けることができる
○献身的なランD
Weaknesses
×マンツーのブレイクでセパレートされがち
△40-Yard Dash 4.39のトップスピードをプレイ中は感じられない
×マンツーで投げられてからボールを見つけるのは得意ではない。そこまでセパレートされてなくてもキャッチを許すことも
Round 3 · Pick 2(66) Trey Benson(トレイ・ベンソン)RB Florida State
Photo by: https://www.playerprofiler.com/nfl/trey-benson/bio/
Strengths
○魅力的なトップスピード(40-Yard Dash 4.39)
○加速・バーストいい
○3rd down等ではレシーバーとして活躍できる
Weaknesses
×パワーでショートヤードを押し切るのは難しい
△アジリティはそこそこ
×視野が狭い
×無駄なステップが多い
×パスプロいまいち
Round 3 · Pick 7(71) Isaiah Adams(アイザイア・アダムス)G Illinois
Photo by: https://fightingillini.com/news/2023/10/18/football-captain-chronicles-isaiah-adams.aspx
Strengths
○GとTの経験がある(昨年はLG、今年はRTとして出場)
○プルできるクイックネス
○Gとして速い1歩目と上がり
Weaknesses
ランブロックでのハンドテクがいまいち
タックルとしては身体能力が劣る
タックルとしてはフットワークとポジショニングがいまいち
パスプロでの横の動きがいまいち
Round 3 · Pick 18(82) Tip Reiman(ティップ・レイマン)TE Illinois
Photo by: https://fightingillini.com/news/2023/9/20/football-captain-chronicles-tip-reiman.aspx
Strengths
○サイズ(Height 6’ 5’’ Weight 271 lbs)
○高い身体能力
○高いブロッキング能力(ランブロ素晴らしい)
○パワーある
○タックル横のTEとしての経験の多さ
Weaknesses
×キャッチ成績はからっきし(最高でRec 203 Yards)
×マンカバーでのセパレートはいまいち
Round 3 · Pick 27(90) Elijah Jones(イライジャ・ジョーンズ)CB Boston College
Photo by Kirby Lee-USA TODAY Sports
Strengths
○サイズ(Height 6’ 1 1/2’’)
○スロットの経験もある
○ボールスキル(昨年は9試合出場で5INT)
○振り返ってボール見るのが上手い。競り合いに強い
○ゾーンでのQBリード
○ゾーンでの視野の広さ
Weaknesses
×リリースで逆とられることがありセパレートされる
×ブレイク後のバーストはそんなに
×オフマンで奥とられる
Overall
プレスマンでのjamがもう少し上手ければ…と思ってしまう大型CBです。
一般的にサイズのあるCBでアジリティが低いのはしょうがないですが、NFLで活躍する大型CBのほとんどはjamが上手くスピードに乗せないことでアジリティの低さを補っています。彼はそこがいまいちで、リリースの対応もそこまでなのでセパレートされてしまうことがあるのは課題です。
Round 4 · Pick 4(104) Dadrion Taylor-Demerson(デイドリアン・テイラーデマーソン)S Texas Tech
Photo by: https://texastech.com/galleries/football/dadrion-taylor-demerson-nfl-draft/8073
Strengths
○ボールスキル(過去2年で7INT)
○広いカバー範囲
○QBリードできる
△良くも悪くもアグレッシブ
○オフマン時のチェックが上手く、レシーバーをスピードにのせない
Weaknesses
×前のレシーバーを見すぎて後ろがないがしろに
×最後尾から突っ込んできてのミスタックルが多い(パシュートアングルはあまり良くない)(いいタックルする時も)
×タックル軽い
Overall
この順位で取れたのはかなりラッキーだと思います。最後尾での守備範囲は広く、今後が楽しみな選手です。
一方で出来ないこともはっきりしているのでNFLで活躍できるか注目したいと思います。
Budda Baker、Jalen ThompsonのどちらかをNickelや前目で使って、彼を後ろで使いたいですね。