ATLのCBのAJ テレルの選手紹介記事です。
ここからは成績と、選手としての長所・短所について文字と動画で書いていきます。
Photo by: https://thefalconswire.usatoday.com/2021/11/09/falcons-aj-terrell-arthur-smith-2020-draft/
成績
2021年の成績は以下の通りです。
3INT 16PD 417Yards 43/86(50%) 61.0Rating 3TD
許したパスヤードとQB Ratingは抜群の好成績です。
また、個人賞としてはAll-Proの2nd Teamと、PFFの選ぶAll-Proに選出されています。
選手としての特徴
マンカバー
○レシーバーのブレイクに対する反応がいい(特にフックなど)
○バックペダルからの反転がスムーズ
×リカバリースピードはそこまで速くない
×レシーバーのスピードを活かすルート(ポスト、インなど)に対しては、若干置いて行かれることもある
CBとしての基礎能力は高く、高いレベルでマンカバーをこなせ、密着カバーが持ち味です。
一方、バーストはそこまでで、また、トップスピードも圧倒的とまではいきません。
レシーバーに密着してそもそも投げさせないというタイプです。
ゾーンカバー
○ゾーン外から担当ゾーンに入っているレシーバーにも反応できる
×QBの視線を読むプレー、INTは少ない
平均以上にゾーンカバーもこなせます。
ただ、QBの動き・視線やレシーバーのコースからパスを予測してINTするといったプレーは少ないです。ゾーンを主で用いるチームになると、そこが明確な課題となります。
その他
腕が特別長いわけでもありませんが、ギリギリのところで腕を伸ばしてパスカットするのが得意です。
動画
最後に実際のプレーをまとめた動画もあるので、そちらもご覧下さい。
まとめ
CBのタイプとしては、そもそもパスを投げさせないシャットダウンタイプです。フットワーク、反応が良く、レシーバーになかなかセパレートさせません。
欠点としては、リカバリースピード、INTの少なさです。
成績面では、許したパスヤードが417Yardsとかなりの好成績です。なので、マンカバーの上手さを測るYards / Coverage snapも、おそらくかなりいい値を残していると思います。しかし、それはATLはマンカバーが少ないというのも寄与していると思っているので、もう少しプレーを追いたいと思います。
2021シーズンについては、全プレーを見ましたが、なかなか良い動きをしていました。
若手CBでは、トップクラスのシャットダウンCBだと思いますので、今後注目してみていきたいと思います。