2020年のDraftのCB候補についてまとめた記事になります。
Jeff Okudah、C.J. Henderson、Jaylon Johnson、Damon Arnette、Kristian Fulton、Trevon Diggs、A.J. Terrellの7人を紹介したいと思います。
今年はオクーダの1強ですね。
Sについてはこちらのページで紹介しています。
Jeff Okudah(ジェフ・オクーダ)Ohio state
Photo by: https://nypost.com/2020/04/09/nfl-draft-2020-jeff-okudah-has-potential-to-be-home-run-pick/
Strong points
⚪︎十分な身長
⚪︎十分な腕の長さ(32 5/8)
⚪︎プレスカバー良い
⚪︎リリース時に反転するのを我慢してバックペダルでついていける
⚪︎フットワーク滑らか。バックペダルからの反転も滑らか。カレッジでは、マンカバー時ほとんどのレシーバーのブレイクについていけていた。
⚪︎ボール投げられてからの一瞬の寄せが速い(コンバインのBroad jump(135)やVertical jump(41)の結果からも分かる)
⚪︎ランDにも積極的
Weak points
×山なりのボールの落下地点の見極めがいまいち
×ゾーンカバー時、QBやルートコンセプトを読むようなプレーはあまりできない
まとめ
文句なしで今年のNo. 1 CBです。バックペダルとステップの技術が非常に高いです。プレスマンカバーから相手レシーバーに張り付くことができます。マンカバーにおいては特別欠点はないです。一方、基本的にレシーバーがブレイクしてからそれに素早く反応するタイプなので、プレイを読むのは苦手です。そのため、ゾーンカバーでQBを見ながら先読みする動きはほぼしません。マンカバーメインのスキームのチームは獲得してまず間違いはありません。
C.J. Henderson(C.J. ヘンダーソン)Florida
Photo by Jeff Roberson/Associated Press
Strong Points
⚪︎ロングパスのときもついていけるスピード(40yard 4.39)がある
⚪︎様々なカバレッジの経験がある
⚪︎ショートエリアのアジリティがある
・ターゲットになることが少なかった
Weak Points
×タックル軽すぎる(ミスタックルや数ヤード余分にゲインされる)。飛び込むタックルでかわされることが多い。(Missed Tkl %はなんと22.5%)
×jamがいまいちで、上手くかわされておいていかれることが多い
まとめ
身体能力に長けており相手の動きを見てから反応するタイプのCBです。その一方でフィジカルが弱くjamがいまいち、タックルが軽いといった欠点があります。活躍できるかはカバーする相手次第になります。Cover2とかのCBにもランDが求められるチームに行くとかなり厳しいですね。1巡候補ですが2巡まで落ちても不思議ではありません。
Jaylon Johnson(ジャイロン・ジョンソン)Utah
Photo by Christopher Kamrani
Strong Points
⚪︎オフマン、ゾーンカバー時にQBの視線や動きを見て先読みで動ける
⚪︎体で抑えながらカバーできるフィジカルがある
Weak Points
×ショートエリアのアジリティいまいち
×フットワークが乱れることがある
まとめ
先程のC.J. ヘンダーソンと異なりフィジカルで抑えるタイプのCBです。QBの動きを読んで先読みする能力に関しては、今年のドラフト候補の中でもトップクラスです。ただアジリティが低いのがNFLでどう影響するかですね。1巡候補です。
Damon Arnette(デイモン・アーネット)Ohio state
Photo by: https://www.buckeyextra.com/sports/20191224/ohio-statersquos-damon-arnette-comes-to-grips-with-wrist-injury
Strong Points
⚪︎スロットも外もできる
⚪︎様々なパスカバレッジの経験がある
⚪︎プレスカバレッジ時に、レシーバーのリリースにしっかりついていける
⚪︎アジリティ、フットワークが良くプレスマンカバーで離されることがあまりない
⚪︎キャッチポイントに上手く手を出せる
Weak Points
×腕が短い(30″)
×メンタルの問題
×スピード不足(4.56)がプロでどう影響するか(ただカレッジでは数字ほどスピード不足は感じない)
×レシーバーをつかむ癖がある
・Ohio stateのパスラッシャーの恩恵を受けていた可能性も(これはオクーダも)
まとめ
プレスマンカバーが良い、ちょこまか動ける系のCBです。反対側のオクーダばかりが目立っていますが、彼も良い選手です。腕の短さとスピードがないという明らかな欠点があるのが懸念です。サイトによって、1巡~3巡の指名予想と評価が割れています。私は今年のドラフト候補の中ではかなり押しているので、スリップすれば指名するべきだと思っています。
Kristian Fulton(クリスチャン・フルトン)LSU
Strong Points
⚪︎突出した欠点がない
⚪︎プレスマンカバーいい
⚪︎キャッチポイントへ手を出すのが上手い
Weak Points
×プレスマンカバーのリリースのときに、バックペダルで我慢しすぎて置いていかれるのと、そのときに上体が浮いてしまうことがある
まとめ
特にこれといった欠点がない良いCBです。特に、プレスマンカバーの能力は優れています。1巡候補です。
Trevon Diggs(トレボン・ディグス)Alabama
Photo by Vasha Hunt/Associated Press
Strong Points
⚪︎サイズある(6’1″)
⚪︎ボールスキル高い
⚪︎様々なパスカバーの経験あり
⚪︎ボールが投げられると素早くQBの方を振り返りボールを見つけて触れる
Weak Points
×プレスマンカバー時のステップ良くない
×リリース時我慢しすぎ?
×スピードはそこまでよくない
×ランDに積極的だがタックルは上手くない
まとめ
正直ここまで高評価されている理由が分からない選手です。アジリティ、スピードといった走力が劣っています。ただリチャード・シャーマンのような例もあります…。1巡候補です。
A.J. Terrell(A.J. テレル)Clemson
Photo by: https://www.draftblaster.com/2020-nfl-draft/aj-terrell-cb-clemson
Strong Points
⚪︎スロットの経験ある
⚪︎リリース時に我慢できる
⚪︎バックペダル滑らか
Weak Points
×ジャンプボールの競り合いに弱い
×jamはそれほど
×ダブルムーブに弱い
まとめ
正直そこまで印象がない…。2巡候補です。
CB候補まとめ
個人的に、”プレスマンカバーの能力だけ”でランク付けするとこんな感じかと。
Okudah
>> Fulton, Arnette
> Terrell, Henderson > Johnson > Diggs
ざっくり言うと3つに分けられるかなと。