NEとBALのCover1の守り方の違い

  • 2020.06.21
  • NFL
NEとBALのCover1の守り方の違い

本日は、NEとBALのCover1 ディフェンスのやり方の違いについての記事です。

PFFで面白い記事(https://www.pff.com/news/nfl-the-patriots-and-ravens-were-historically-good-man-coverage-units-in-2019-with-very-different-philosophies)があったので、それを参考にCover1について少し書きたいとと思います。

Cover1とは

まずざっくり言うと、Cover1とはディープにSを一人残して他の選手はマンツーマンを行うパスカバーです。
詳しくは後程説明します。

 

成功している2チーム

NEとBALはCover1を上手く使っています。

NEはNFLの中で最もCover1を使うチームで、それ主体のディフェンスで2019年は歴代でも屈指の好成績を残しました。詳しくはこちらの記事を参照ください。https://nfl-cardinals.com/no1-defense-ne

BALもFS Earl Thomas(アール・トーマス)というシングルハイ(Cover1の最後尾のFSのこと)をやらせたらリーグNo.1という選手を擁しているので、Cover1を効果的に多用しています。

 

NEとBALのCover1の違い

Cover1を上手く使用しているそんな2チームですが、Cover1のやり方に差があります。

そもそも、Cover1とは基本的に
最後尾にディープを広くカバーするFS1人。
ラッシュするDL4人。
WR、TE、RBら5人をマンカバーするCB、LB、Sら5人となっています。

そのため、残ったディフェンス1人にどんな役割(ブリッツ?Robber?WRをダブルチーム?)を与えるかはチーム次第です。この1人の使い方がNEとBALでは異なっています。

NEではその1人をRobberとして、BALはラッシャー(ブリッツ)として使うことが多いです。

 

BALのようにブリッツを入れたCove1のメリット

Photo by: https://americanfootballsnoopy.wordpress.com/2015/03/04/passverteidigung-im-american-football-manndeckung-man-coverage/

ブリッツを入れた時のメリットは分かりやすく、シンプルにQBの時間を削れることです。

 

NEのようにRobberを入れたCover1のメリット

Photo by: http://insidethepylon.com/football-101/glossary-football-101/2015/10/20/itp-glossary-robber-technique/

Robberとは、上画像ではSSが担当している役割でフィールド中央(ディープのFSよりは前)のフリーマンです。マンカバーでは守りにくいクロスのルートが来た時など中央近辺へのパスに対応します。

Robberを入れた際の利点としては、特にインサイドレシーバーへのパスカバーがやりやすくなります。その理由は次のようになります。

マンカバー時、外レシーバーをカバーする際は、外側にサイドラインというディフェンダーがいるので、ディフェンスは外レシーバーに対して基本的に内側につきます。こうすることで、外へのルートはサイドラインがいる、内へのルートはあらかじめ内付きしているため守りやすくなります。
対してインサイドレシーバーをカバーする際は外側にサイドラインがないので、ディフェンスは内付きができません。そのため非常にカバーしづらいです。

しかし、フィールド中央をカバーするRobberがいれば内へのルートはRobberに任せればいいので、インサイドレシーバーをカバーするディフェンスはレシーバーに対して外付きで外へのルートをまず警戒すればいいので、守りやすくなります。

これがRobberを置くメリットです。

 

まとめ

このように、同じCover1でも様々なCover1があります。この2つがメジャーですが、ほかにも様々なやり方があります。パスカバーを見る際に、こんな点にも注目してみてはいかがでしょうか。

 

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