2019年のDraftのCB候補についてまとめた記事になります。
Greedy Williams、Deandre Baker、Byron Murphy、David Long、Julian Loveの5人を紹介したいと思います。
今年はGreedy、Baker、Murphyの3トップですね。
Sの紹介はこちら
Greedy Williams グリーディー・ウィリアムズ (LSU)
Photo by: Michael Woods, Associated Press
Strong points
・身長がある(6′ 2″)
・様々なパスカバーでプレイできる
・オフマンカバー上手い
・ゾーン時の視野広い
・方向転換は滑らか
Weak points
・線が細い(フィジカル強いレシーバー相手だと分が悪い可能性も)
・ランサポート消極的
・タックル軽い
・レシーバーに追いていかれてもそこから追いつけるだけの爆発的な加速、走力はない
合うスキーム
マンカバーもしくはCover3メインのチームに合います。
基本的にどんなパスカバレッジでも守れますが、ランディフェンスのやる気がない、能力がないので、ゾーンメイン(特に2018年のINDのようなCover2メイン)のチームには合わないです。
Greedy Williamsのまとめ
今年のトップ3のCB(Greedy、Baker、Murphy)の中ではバストの可能性が最も低いと思います。マン、ゾーン、プレス、オフマンどのカバレッジもこなせますし、40 Yardのタイムも良かったので、迷ったら彼でしょうね。ただ前述しましたがランディフェンスが…。
Yards / Coverage snap は0.93(カレッジの中で47位)。2018年のPasser Ratingは58.1、2017年のPasser Ratingは19.4でした。
Deandre Baker デアンドレ・ベイカー (Georgia)
Photo by: https://footballmaven.io/texans/gm-report/houston-texans-meet-with-georgia-cb-deandre-baker-at-the-nfl-combine-lweIIFRn80qDrOG9XTJFNg/
Strong points
・プレスマンカバーが良い
・手を上手く使いながらレシーバーを自由に走らせない
・ブレイク時のスピードは良い
・ターンが良い、滑らか。クイックネスが良い
・2年間TDを許していない
Weak points
・手を使ったフィジカルプレイが多いだけにDPI心配
・圧倒的なトップスピードはない
・ゾーンではそこまで守備範囲は広くない
合うスキーム
彼はプレスマンカバーが上手いので、マンカバーメインのチームに合います。逆にゾーンメインのチームは取らない方が良いです。そこまでゾーンの守れる範囲広くないですしボールホークでもないので。
Deandre Bakerのまとめ
個人的には、最も活躍すると思っている選手です。トップスピードはないですが、レシーバーのブレイクにもついていけるアジリティがあります。
Yards / Coverage snap は0.46(カレッジの中で3位)。2018年のPasser Ratingは40.2、2017年のPasser Ratingは32.7でした。
Byron Murphy バイロン・マーフィー (Washington)
Photo by: Rebekah Welch / The Seattle Times
Strong points
・ゾーンカバー時の反応が良い
・ランサポート積極的
・ハードヒット
・ボールホーク(少ないターゲットにもかかわらず多いINT)
Weak points
・バックペダル、フットワークがいまいち
合うスキーム
典型的なゾーンCBなのでゾーンヘビーのチーム以外は取ったらだめです。逆にゾーンCBに求められるものは兼ね備えています(ボールホーク、ランディフェンスの能力)。
Byron Murphyのまとめ
Bakerと逆のタイプですね。バックペダル、フットワークはそれほどですが、ゾーン時の反応が良いです。チームによって好みが分かれるタイプのCBですね。
Yards / Coverage snap は0.66(カレッジの中で17位)。2018年のPasser Ratingは54.5でした。
David Long デビット・ロング (Michigan)
Photo by: Rich Barnes-USA TODAY Sports
Strong Points
・バックペダル、バックペダルからの反転が滑らか
・リリースのフットワークが良い
・プレスマンカバーで我慢強い
・手で上手くjamできる
Weak points
・高さがない
・ジャンプボールに苦戦している
・プレスマンカバー以外のカバレッジ(ゾーン、オフマンなど)の経験がほぼない
・スロットCBの経験もほぼない
・カレッジではあまりパスを投げられていないので未知数な部分がある
合うスキーム
優れたバックペダル、フットワークを生かしたプレスマンカバーが上手い選手なので、是非マンカバーヘビーのチームで見てみたいです。くれぐれもゾーンヘビーのチームは取らないでください…。
David Longのまとめ
1、2巡で獲られる選手ではありませんが、Combineの3 Cone Drillと20 Yd Shuttleでダントツ1位になったアジリティは確かです。外CBとしてはサイズがないと言われています。そのためスロットCBとして使うのもありだとは思いますが、スロットCBの経験もそこまでありません。それとマン以外のカバレッジの経験があまりないのが評価を下げている要因です。それでも彼のバックペダルやフットワークは素晴らしいです。(個人的に推している選手です。)
Yards / Coverage snap は0.14(カレッジの中で1位)。2018年のPasser Ratingは36.9、2017年のPasser Ratingは11.9でした。
Julian Love ジュリアン・ラブ (Notre Dame)
Photo by: Tribune Photo/ROBERT FRANKLIN
Strong points
・プレスマンカバー良い
・プレスマン以外のゾーン、オフマンもそこそこ良い
・スロットCBもできる
・PD多い(2年間で32PD)。ボールが来る前にレシーバーではなくボールの方を見れて、ボールにしっかりアプローチできる。
・反転せずにバックペダルでギリギリまで我慢できる
Weak points
・バックペダルを粘りすぎて反転が遅れ縦系のパスコースでは追いていかれることがある
・トップスピードはない。NFLではスピード系のディープスレッドWRにやられるかも(Sのヘルプ必要)
・レシーバーをつかむ癖がある
合うスキーム
プレスマンカバーが上手い選手なのでマンヘビーのチームで使いたいです。後ろにSがいるCover2 Manだと、ボールにより積極的にアプローチできるので彼の持ち味が生かせます。
Julian Loveのまとめ
PDが非常に上手いマンカバーコーナーです。ただDavid Longと違いスロットCBもできゾーンでも使えるので汎用性はより高いです。マンカバーでは反転せずにバックペダルでレシーバーの動きを見続けれるのが彼の長所でもあるのですが、トップスピードがないので粘りすぎて縦にぶち抜かれることがあります。
Yards / Coverage snap は0.88(カレッジの中で41位)。2018年のPasser Ratingは67.1、2017年のPasser Ratingは72.5でした。
CB全体のまとめ
今年のCBは例年と比較すると突出した選手がいません。またトップの3人はタイプが異なり誰が最初に指名されるか予想しづらいです。個人的な評価では3人は次のようなランク付けです。
マンカバー
Baker > Greedy >> Murphy
ゾーンカバー
Murphy > Greedy >> Baker
ランディフェンス
Murphy > >Baker > Greedy