Cover 1のバリエーション・用語についての記事になります。
Cover1(カバー1)に関する記事は日本語でもたくさんあるので、基本的なことについては割愛して、Cover 1の派生形としてどんなバリエーションがあるのかについてと、現地でよく使われる用語についてまとめます。
そもそも、パスカバーの分類に関しては下記記事をご覧ください。
パスカバーの分類(マンカバー、ゾーンカバー、マッチカバー)
Cover 1のバリエーション
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Cover 1では、レシーバー5人をマンカバーするディフェンス5人と、ワンハイFSの1人、ラッシュする4人を除く残り2人がどんな役割をこなすかでバリエーションがあります。
Cover 1の用語
他のパスカバーでも使われますが、Cover 1でよく使われる用語をまとめます。
Robber、Thief、Hole、Rat
underneathをゾーンカバーするフリーマンの役割で、誰がどこをカバーするかで呼び名が変わります。
Robber、Thief:
underneath(の中でもpost, cross等の深め)をゾーンカバー。Sが担当することが多く、Strong Safetyが担当する場合をRobber、Weak Safetyが担当する場合をTheifと呼びます。
Thiefは3rd&4辺りのシチュエーションでよく使われます。そのシチュエーションでは、strong sideのレシーバーが短いcross系のルートでweak sideに流れながら1st downを狙うことが多いので、それをWeak Safetyがカバーします。
Hole:
underneath(特にslant, shallow等浅いエリア)をゾーンカバー。LBが担当することが多いです。
Rat:
スクリメージにセットした選手が下がりながらunderneathのholeのゾーンカバーに入ること
Funnel、Lurk
Banjo conceptのことです。2人のディフェンダーがRBのリリースの方向に応じてM/MとHoleのゾーンカバーを切り替えます。
FunnelととLurkはほぼ同じ意味合いで、FunnelがSaban用語です。
Dog
LBのブリッツです。
Storm
SSのブリッツです。
Stalk
Spyのアグレッシブverです。Stalking LBはホールが空いたらQBにラッシュします。
Green Dog
RBやTEがパスプロに参加した場合、そのレシーバーをM/Mするディフェンダーはラッシュします。
Double #○、Bracket #○、Vise #○
#○のレシーバーをダブルチームすることで、どうダブルチームするかによって呼び名が変わります。
Doubleはダブルチーム、Bracketはinとoutからダブルチーム、Viseは奥と手前でダブルチームします。
Cover 2のバリエーション・用語まとめ
Cover 3のバリエーション・用語まとめ