2021年のDraftのS候補についてまとめた記事になります。
CBについてはこちらの記事になります。
Trevon Moehrig、Andre Cisco、Ar’Darius Washingtonの3人を紹介したいと思います。
Trevon Moehrig(トレボン・メリッグ)TCU
Photo by: https://www.espn.com/college-football/player/_/id/4362487/trevon-moehrig
Strong Points
◦最も優秀なDBに贈られるジムソープ獲得
◦PD多い。2年連続PD数カレッジトップ
◦マンカバー能力が高くスロットレシーバーに対してマンでついていける。オフマンカバレッジが良く、バックペダルからの反転がスムーズ
◦マンカバーのときレシーバーの動きを見ながらブレイクの方向・タイミングをある程度先読みできる
◦ランに対して上がり速い
Weak Points
×ツーハイばかりこなしてきており、シングルハイの守備範囲は狭くワンハイセーフティーとして活躍できるタイプではない
×トップスピードはそれほど
×タックル、パシュートのミスある
△Quarters defenseというCover4メインのスキームでずっとやってきており、それ以外のスキームに合うかあまり分からない
まとめ
オフマンカバーに優れたSです。得意(スロット、TEのマンカバー)・不得意(広い範囲のゾーンカバー)がはっきりしており使い方さえ間違えなければ、確実に活躍すると思います。シングルハイとしてはいまいちなので、1巡上位ではないです。
ただ、オフマンカバーのスキルは近年でもトップクラスで、Nickelの需要が増してきていることもありCover4を使うチーム、Nickelが弱いチームなどに入れば戦力になります。
目指すべきはJustin Simmons(ジャスティン・シモンズ)DENのようなSですかね。個人的な推しセーフティーです。
Andre Cisco(アンドレ・シスコ)Syrause
Photo by Max Freund | Staff Photographer
Strong Points
◦ボールホーク(カレッジ通算24試合で13INT)でプレイメイキング能力
◦マンカバーはそれほどだがゾーンカバーの読みが良い
Weak Points
×タックルが弱く、ランに対してアタックする位置・レーンが微妙なのでボックスで使うのは厳しそう
×ゾーンカバーは上手いが、常にシングルハイを守らしておけるほど守備範囲は広くない
まとめ
ゾーンカバーが上手い古典的なセーフティーです。ただ、その後ろのエリアのゾーンカバーも特別広いというわけではなく、明確な強みがないのが指名しづらいですね。
ボックスでの経験も多いですが、ランのときアタックするレーンが微妙でランナーとすれ違いが多いです。
Ar’Darius Washington(ワシントン)TCU
Photo by: https://www.si.com/nfl/draft/scouting-reports/ardariuswashington
Strong Points
◦プレイ理解能力が高く、動き出しが速い
◦QBを見ながらのバックペダルが滑らかで速い
◦圧倒的ではないが後ろのゾーンカバー範囲広い
◦バースト良い
◦アンダーサイズにしてはタックルが軽くない
Weak Points
×アンダーサイズ(5′ 8″ 176 lbs)
×トップスピードがそれほど
まとめ
サイズ以外ではそこまで大きな欠点はなくバランスの取れたSで、上に書いたMoehrigの相方でした。プレイ理解能力が高くプレイに絡める選手でよく言えばTyrann Mathieu(タイラン・マシュー)KCです。
アンダーサイズではありますが、意外とランディフェンスが良いのが驚きです。
Sのまとめ
時間の関係上3人しか記事に出来ませんでした。今年はCBと同じくSも不作ですね。
この3人で各能力を比較すると次のような感じです。
シングルハイ能力(そこまで差はなく全体的にそれほどです)
Cisco、Washington > Moehrig
ツーハイ能力
3人ともとんとん
マンカバー能力
Moehrig >> Washington > Cisco
ランサポート
Washington > Moehrig > Cisco
個人的にはMoehrigのマンカバー能力がNFLでどのくらい通用するのか早く見てみたいです。