2023年シーズンのSランキング記事になります。
CBについてのランキングはこちらの記事になります。
コーナーバック CB ランキング(2023年)
ランキングは、2023年単年のベストプレーヤーではなく、翌年2024年シーズンに活躍するであろうランキングです。
(そのため、今年単年で活躍した選手のランキングは低いです。一方で、今年のパフォーマンスが多少悪くても去年大活躍していればランキングが高いということもあります。)
また、ランキングですが、各サイトランキングと新スタッツPRCV(Pass rating with Coverage snap Adjustment)から作っています。
新スタッツPRCVについてはこちらの記事をご確認ください。
新スタッツ(Pass rating with Coverage snap Adjustment)の紹介
参考にしたサイトについてや具体的なランキングの決め方はこの記事の最後に付けています。
FSランキング
1位:Jessie Bates Ⅲ(ジェシー・ベイツ)ATL
AP All-Pro:1st Team | PFF All-Pro:1st Team
60.8 PRCV(2022~2023年シーズンの2年間)(リーグ2位)
現代最高ワンハイFS。ワンハイでボールに絡めるSはなかなかいませんがそれがハイレベルで出来る選手です。特にQBの視線・動きを見て前へブレイクする動きが素晴らしいです。
ランDはタックル数では評価できませんが、タックル数も多い(過去2年間平均6.2 Tkl/Game)です。
数年前に彼について書いた記事・動画はこちらです↓
Jessie Bates Ⅲの特徴・プレイスタイル
2位:Tyrann Mathieu(タイラン・マテュー)NO
Photo by David Jensen/Icon Sportswire
AP All-Pro:Not selected | PFF All-Pro:Not selected
68.5 PRCV(2022~2023年シーズンの2年間)(リーグ5位)
彼は今やベテランの域に入ってきましたが、パスでもランでもラッシュでもボールに絡める選手で、異なるチームのスキームで10年近く安定した活躍を見せているのは素晴らしいです。
3位:Minkah Fitzpatrick(ミンカ・フィッツパトリック)PIT
Photo by Getty Images North America
AP All-Pro:Not selected | PFF All-Pro:Not selected
82.3 PRCV(2022~2023年シーズンの2年間)(リーグ22位)
2023年はINT 0に終わりましたが、ボールホークFSです。基本は後ろ目の選手ですが何でもできます。Coaches filmで見てみたい。
4位:Marcus Williams(マーカス・ウィリアムス)BAL
Photo by: https://www.espn.com/nfl/story/_/id/34769735/ravens-place-safety-marcus-williams-wrist-ir
AP All-Pro:Not selected | PFF All-Pro:Not selected
90.8 PRCV(2022~2023年シーズンの2年間)(リーグ26位)
BALに来てから、得意のディープゾーンカバーだけでなく、マンツーやunderゾーンのカバーなど、出来ることの幅を広げています。2023年のBALのHamiltonの大活躍は、彼とStoneがdeepを広く守ってくれたおかげです。
5位:Jevon Holland(ジェイボン・ホーランド)MIA
AP All-Pro:Not selected | PFF All-Pro:2nd Team
104.1 PRCV(2022~2023年シーズンの2年間)(リーグ43位)
スタッツが非常に地味ですが、実はいいカバーを見せている選手です。2023年の彼の試合を全てCoaches filmで見ましたが、ディープのゾーンカバーに関してはミスがほぼありません。一方でBatesのような、QB・レシーバーの動きを読み切ってブレイクしてボールに絡むという動きはあまりありません。地味ながら後ろをしっかり守れる選手です。
S Jevon Hollandの特徴・プレイスタイル
SSランキング
1位:Antoine Winfield(アントワン・ウィンフィールド)TB
https://triblive.com/sports/bucs-make-all-pro-antoine-winfield-jr-nfls-highest-paid-db-with-4-year-84m-deal/
AP All-Pro:1st Team | PFF All-Pro:1st Team
104.6 PRCV(2022~2023年シーズンの2年間)(リーグ44位)
Sに最低限求められるパスカバーだけでなく、ランDやブリッツでもチームに貢献できるSです。ランストップ、FF、サックのスタッツが桁違いで、2023年はFFとサックはどちらも6つを記録しています(FFの6つはリーグトップ)。
ただ、パスカバーの成績はここに出てくるSと比べると少し落ちます。
2位:Kyle Hamilton(カイル・ハミルトン)BAL
Photo by: https://www.baltimorebeatdown.com/2023/7/12/23792389/open-thread-how-do-you-see-the-ravens-using-kyle-hamilton-in-2023
AP All-Pro:1st Team | PFF All-Pro:2nd Team
65.5 PRCV(2022~2023年シーズンの2年間)(リーグ3位)
今年No.1,2を争うディフェンスだったBALの立役者の1人です。BALが変幻自在なディフェンスを構築出来たのは、彼がどんな役割でもこなせたからです。サイズがありボックスSとしてもトップレベルですし、大きなTEもマンカバーできます。もちろん後ろのゾーンカバーも秀でています。
3位:Talanoa Hufanga(タラノア・フファンガ)SF
Photo by Stan Szeto-USA TODAY Sports
AP All-Pro:Not selected | PFF All-Pro:Not selected
74.4 PRCV(2022~2023年シーズンの2年間)(リーグ9位)
SFらしく、ハードなタックルをかますランストップタイプのSSです。後ろからとんでもないスピードで突っ込んできてランストップします。一方でパスカバーが苦手なわけではなくPRCVの成績はトップクラスで、ワンハイを常時任せるようなタイプではありませんが、ツーハイは上手いです。
Troy Polamaluのような選手になれればいいですね。
4位:Derwin James(ダーウィン・ジェームス)LAC
Photo by: https://www.mytwintiers.com/sports/sports-illustrated/c64913a9/derwin-james-jr-says-hes-not-a-dirty-player-after-ejection/
AP All-Pro:Not selected | PFF All-Pro:Not selected
97.1 PRCV(2022~2023年シーズンの2年間)(リーグ36位)
もはや言わずもがなのSSです。まさに何でもできるSです。Hamiltonより少しサイズは小さいですが、似たようなタイプで何でもできる選手です。どちらかと言えば、ランDが優れています。
ケガのシーズンを除けば毎年100タックル以上記録しており、プロ入りからの平均で7.5 Tkl/Gameとボールに良く絡めます。
5位:Harrison Smith(ハリソン・スミス)MIN
Photo by Brace Hemmelgarn-USA TODAY Sports
AP All-Pro:Not selected | PFF All-Pro:Not selected
71.8 PRCV(2022~2023年シーズンの2年間)(リーグ8位)
今更説明するまでもないベテラン選手です。FSかSSか迷いましたが、前目でプレーすることが多いのでSSに入れています。
もう34歳になっているのでどこまでこのパフォーマンスを維持できるかですね。