【レビュー】スーパーボウル2018まとめ イーグルスvsペイトリオッツ

【レビュー】スーパーボウル2018まとめ イーグルスvsペイトリオッツ

52回スーパーボウルのレビューについての記事になります。

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結果はイーグルス 41 – ペイトリオッツ 33でイーグルスの優勝です。両チームオフェンスが機能して点の取り合いになるゲームとなりました。

ここからはそれぞれのチームの目線で感想を書いていきます。

PHI視点

PHI O# vs NE D#

NE D#相手に、41点は十分すぎる出来でした。

その中でも、やはりQBフォールズの大活躍です。373Yds 3TD 1INT Rate106.1の活躍は本当に驚きました。ブリッツに対しても冷静で0サックは見事です。

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また、要所での1st down更新も光りました。この試合、3rd down efficiencyは63%(10/16)、さらに4th downにいたっては100%(2/2)と、ここぞの場面でPHI O#は見事なプレーぶりでした。

勝因はこの重要な場面で1st downを取りきったことですね。また、勝っていても時間をけずるプレーをしない攻めの姿勢も素晴らしかったです。

PHI D# vs NE O#

NE O#には試合を通して苦労し続けました。

PHI D#の大前提であった「QBブレイディにプレッシャーをかける」これが予定通りにいきませんでした。サックはDLグラハムの値千金の1回のみに終わりました。
プレビューでお伝えしたように、PHIのDB陣はそこまで優秀ではありません。そのためプレッシャーがかからないこの試合では、パス500Ydsも許してしまいました。このプレッシャーをかけるプランが上手くいかなかったのはPHI D#にとって、大きな誤算だったと思います。

NE目線

NE O# vs PHI D#

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NEもO#は素晴らしい出来でした。

トータル613Yds、パス500Yds、ラン113Yds、4TD、1TO(FF)のみと見たこともないようなスタッツでした。

PHI DLのラッシュを抑えることができたので、予想以上にブレイディは余裕を持ってプレーできました。

3Qの1stドライブのグロンコ祭りは驚きましたね。間違いなく最も抑えるのが難しい選手です。ただ、それだけにグロンコウスキーが活躍したのがこのドライブだけというのが不思議です。

NE D# vs PHI O#

進まれても重要な場面は抑えTDを取らせないはずのNE D#ですが、この日は全くそれができませんでした。
なんとしても抑えるべきランが止まらず、手薄になったカバーにパスを通され続けました。

そして、何と言っても3rd 4th downを抑えれないのが最大の問題でした。ランを抑えて3rd down longを迎える場面は何度もありましたが、そこでパスを通されてしまいます。

また、なぜか先発CBのはずのバトラーが出ていませんでした。

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なんとこの試合バトラーはSTの1スナップのみでD#での出場はありませんでした。個人的に彼のプレーは好きだったので、残念でした。代わりに、先発CBを務めたのはいつもは3番手CBのロウです。TDを取られることもありましたが、TDパスをカットしたりと十分なプレーをしていましたが、問題はロウが狙われることではありませんでした。
バトラー欠場の問題は、ある程度信頼できるCBの数が一人減ったことでした。普段は、ギルモア、バトラー、ロウの3人いるのですが、この日は2人だけなので、スロットに付ける人がいません。そのため、Sがスロットにつかざるをえませんが、それだと、後ろのカバーが減ったり、TEやRBのカバーが手薄になってしまいます。
そのせいで、エースWRジェフリー以外のレシーバー陣、RBクレメントに100Yds 1TD、WRアゴラーに84Yds、TEアーツに67Yds 1TDととやられてしまいました。

ただ、FSマッコーティーは良かったです。

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普段はFSとして後ろにいることが多い選手ですが、バトラーの代わりに出場が増えた3番目のSハーモンが後ろにいて、FSマッコーティーはスロットやTEにつくことが多かったです。マッコーティーはマッチアップした選手を殆ど抑えていましたが、最後にアーツにTDを許してしまいました。

また、ギルモアも良かったです。

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序盤はマッチアップ相手は固定していませんでしたが、途中からジェフリーにつくようになり、ギルモアがジェフリーについているときはパスがほとんど飛んできませんでした。

 

やはり、3rd downを抑えれなかったのが厳しかったですね。

ラストプレーのブレイディ

ラストプレーのヘイルメリーを投げるブレイディの動きにはなんだか感動しました。一瞬サックされそうになりますが、そこからラッシュを振り払う姿は気迫がこもっていました。まさか、通るのか!?と一瞬思いました。あのラストドライブのとき、ほとんどPHIの勝利は決まっていましたが、ブレイディならTDをとるかもしれないと多くの人が思っていたのではないでしょうか。そんなQBはなかなかいないですね。

まとめ

PHIの勝因は、何と言ってもフォールズを中心としたO#の勝負強さでしょう。

QBウェンツが怪我をしたときには終わったと思いましたが、まさか控えQBで勝ってしまうとは。

 

あと、話が逸れますが、この試合はバックフィールドでのホールディング、パスインターフェアランスがほとんどとられませんでした。個人的には、この2つは甘い方が見ていて面白いです。ナイスカバーが見れますし。これを厳しくとられてしまうと、DBはレシーバーを抑えるのがかなり難しくなります。さらに、笛でドライブが続くのはあまり好きじゃありません。

 

PHIファンの皆さんは本当におめでとうございました!羨ましいばかりです。ARIも早く続けるよう応援し続けたいと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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