私が選ぶ個人的なポジション別ランキングの記事になります。
いわゆるAll-Proですね。
注意として、2018シーズンのみのベストプレーヤーではなく、2019シーズン活躍するであろうベスト5です。そのため、2018シーズンだけ単体で活躍した選手はランキングは低いですし、2018シーズンが悪くてもそれまでのシーズンが良ければランキングが高いということもあります。
この記事はSについてです。
それ以外のポジションはこちらになります。
FS
No.1 Earl Thomas アール・トーマス (BAL)
Photo by: https://twitter.com/PFF/status/1086711650412056576
Not selected / Not selected
4INT/16Game 11PD/16Game 98Tkl/16Game 1TFL/16Game 0Sck/16Game (過去2年間の成績)
<Man coverage> 0.51 Yards / coverage snap
<Zone coverage> 86.8 QB Rating
言わずもがな。現役でFSと言えば彼です。抜群の読みとCBレベルのスピードを持ち、守備範囲が広いです。 シングルハイでサイドラインからサイドラインまでカバーできる数少ないFSの1人です。彼がいるかいないかでチームの守備は大きく変わることがスタッツにも表れています。ただここ数年はややパフォーマンスが落ちてケガも増えたので、新天地BALに行ってトップFSの名声を取り戻せるでしょうか。
No.2 Eddie Jackson エディ・ジャクソン (CHI)
Photo by: https://twitter.com/pff/status/1083752187166183425
All-Pro / PFF’s All-Pro
4INT/16Game 11PD/16Game 65Tkl/16Game 2TFL/16Game 1Sck/16Game (過去2年間の成績)
<Man coverage> 0.42 Yards / coverage snap (リーグ26位)
<Zone coverage> 52.3 QB Rating (リーグ1位)
今年大ブレイクしたS。ルートコンセプトを理解するのが早く視野も広いので、ゾーンカバーが非常に良く読み切ったINT、PDが多いのが特徴です。特にRobberのときの判断の早さは突出しています。ゾーンカバー時のQB Ratingはリーグ1位でした。2018年のPFFのGradeは過去のSの中でトップらしいです。
2018年のような活躍をもう一度できるかが重要になってきます。
No.3 Kevin Byard ケビン・バイアード (TEN)
Photo by: Russell Roberts
Not selected / PFF’s All-Pro 2nd
6INT/16Game 12PD/16Game 89Tkl/16Game 3TFL/16Game 1Sck/16Game (過去2年間の成績)
<Man coverage> 0.19 Yards / coverage snap (リーグ7位)
<Zone coverage> 84.4 QB Rating (リーグ19位)
2017年からブレイクした選手です。ここ2年間で12INT、24PDとボールホークです。NFLでも数少ないワンハイでディープを広く守れてボールを奪えます。さらに今年はTEのマンマークに加えてランディフェンスも良かったというリーグでも屈指のFSになりました。
No.4 Devin McCourty デビン・マッコーティー (NE)
photo by: https://weei.radio.com/blogs/alex-reimer/devin-mccourty-ran-faster-any-ball-carrier-season-game-icing-pick-six
Not selected / Not selected
1INT/16Game 5PD/16Game 88Tkl/16Game 2TFL/16Game 1Sck/16Game (過去2年間の成績)
<Man coverage> 0.39 Yards / coverage snap (リーグ23位)
<Zone coverage> 82 QB Rating (リーグ15位)
Sの中ではもうベテラン選手ですね。アール・トーマスとトップFSを争っていた全盛期の頃と比べればゾーンカバーのレンジは狭くなりましたが、それでもまだまだ大事なところでプレーを決めれます。ただもう少しINTが欲しいところです。昔のマッコーティをたくさん見てきたので、どうしても彼には多くを求めてしまいます。
No.5 Lamarcus Joyner ラマーカス・ジョイナー (OAK)
Photo by: https://clutchpoints.com/raiders-news-lamarcus-joyner-joining-oakland-on-4-year-deal/
Not selected / Not selected
2INT/16Game 7PD/16Game 75Tkl/16Game 2TFL/16Game 1Sck/16Game (過去2年間の成績)
<Man coverage> 0.66 Yards / coverage snap (リーグ42位)
<Zone coverage> 69.4 QB Rating (リーグ8位)
様々なポジションで活躍できる選手です。シングルハイ、ツーハイ、スロットCB、ボックスとそれぞれを高いレベルでこなせます。
今年からはジョセフなどボックスSSがいるOAKに移籍したので、より後ろ目のポジションで使われることが多くなると予想されます。S ジョン・ジョンソンという同じくversatileな選手が相方だったLARとは異なり、OAKでは固定的な使われ方になるのではないかと思います。
SS
No.1 Harrison Smith ハリソン・スミス (MIN)
Photo by: Brace Hemmelgarn-USA TODAY Sports
All-Pro 2nd / Not selected
4INT/16Game 9PD/16Game 81Tkl/16Game 8TFL/16Game 2Sck/16Game (過去2年間の成績)
<Man coverage> 0.37 Yards / coverage snap (リーグ21位)
<Zone coverage> 98.5 QB Rating (リーグ30位)
LBのようなランディフェンス能力を持ちながら、Sとして高い次元のパスカバー能力をも兼ね備える選手です。また、彼はversatileも持ち味でボックスSS、TEのマンカバー、ツーハイ、シングルハイと全てでプレーできます。さらに、フットボールIQも高いとDCには非常に使い勝手のいいSです。
今年はパスカバーが例年に比べるといまいちでしたが、ランDは相変わらず良かったです。
No.2 Jamal Adams ジャマール・アダムス (NYJ)
Photo by: https://nypost.com/2018/12/27/jamal-adams-desperately-wants-to-be-part-of-the-solution-for-jets/
All-Pro / PFF’s All-Pro
1INT/16Game 9PD/16Game 99Tkl/16Game 9TFL/16Game 3Sck/16Game (過去2年間の成績)
<Man coverage> 0.54 Yards / coverage snap (リーグ32位)
<Zone coverage> 67.8 QB Rating (リーグ7位)
現代SSの理想形です。エッジ、ボックス、スロット、ツーハイとどこでも守れるので、DCとしてはかなり使いやすいです。さらにSながらパスラッシュが上手く2018年は3.5Sckを記録しています。また、マンカバーも良く、NEのグロンコウスキーとのマッチアップは非常に見応えがありました。ただ、SにしてはINTが少なすぎますね。
No.3 Malcolm Jenkins マルコム・ジェンキンス (PHI)
Photo by: http://phillyinfluencer.com/2017/09/malcolm-jenkins-says-the-eagles-are-the-team-to-beat-in-the-nfc-east/
Not selected / Not selected
2INT16Game 8PD/16Game 83Tkl/16Game 6TFL/16Game 1Sck/16Game (過去2年間の成績)
<Man coverage> 0.72 Yards / coverage snap (リーグ46位)
<Zone coverage> 70.6 QB Rating (リーグ9位)
何年も安定して活躍しているSです。ゾーンカバー時のQB Ratingはリーグ7位とパスカバーが良いです。元CBということもあり、スロットで使われることも多いです。
No.4 Derwin James ダーウィン・ジェームズ (LAC)
Photo by: https://twitter.com/PFF/status/1088553792629587968
All-Pro / PFF’s All-Pro 2nd
3INT 13PD 105Tkl 4TFL 3.5Sck (過去1年間の成績)
<Man coverage> 0.21 Yards / coverage snap (リーグ8位)
<Zone coverage> 78.2 QB Rating (リーグ11位)
ジャマール・アダムスと似たタイプのSSです。ただアダムスよりサイズがあり(6-2)、またシングルハイもより上手いです。2018年彼とアダムスは、過去のSの中で最多となるプレッシャー数を記録しました。パスラッシュ、ランD、パスカバーとどれも良かったですね。2018年の成績は異次元でした。
2019年もこのレベルの活躍を続けることができれば、文句なしでリーグトップクラスのSSです。