2018年の成績を基にCBをタイプ分けしたいと思います。
今年成績が良かったCB16名を対象にマンカバーとゾーンカバーの成績を分けて集計してみると、面白い結果が得られたのでグラフにしてみました。そのグラフがこちらになります。
このグラフは、横軸がマンカバーの時のYards / Coverage snapで縦軸がゾーンカバーの時のQB Ratingで、それぞれのCBの成績でプロットしました。つまり左に位置するCBほどマンカバーが上手く(右に位置するほどマンカバーが下手)、下に位置するCBほどゾーンカバーが上手い(上に位置するほどゾーンカバーが下手)ことを表しています。
分かりやすいようにこのCBをグループ分けしてみると、次のように3つのグループに分けれます。
(※2018年単年の成績なのでこのグラフがその選手の特徴を表しているとは限りません。参考程度に見てください。
またマン、ゾーンそれぞれで100スナップ以上出場している選手を対象としています。)
マンカバーが良いCB(Gilmore, Hayward, Norman, Denzel Ward, Byron Jones, Trufant, Darby)
ほとんど納得のメンバーですね。マンカバーが上手いでよく知られている選手達です。特に、ギルモアなんかはマンCBとして有名ですね。
ただゾーンCBの典型ともいえるノーマンがここに入ってるのが驚きですね。彼は2018年はゾーンがいまいちでマンが良かったです。
各選手のマン、ゾーンの割合は次のようになります。(マン%、ゾーン%)。
Gilmore(66%、23%), Hayward(46%、49%), Norman(47%、46%), Denzel Ward(55%、45%), Byron Jones(67%、27%), Trufant(55%、34%), Darby(54%、47%)
ゾーンカバーが良いCB(Peterson, Humphrey, Scandrick, Fuller, Slay, Ramsey, Amukamara, Carr)
こちらもほぼ納得のメンバーですね。
Ramseyはマンも上手いイメージありますが成績で見るとそんなになんですよね。フィルム見ているとマンカバー上手いのに。
各選手のマン、ゾーンの割合は次のようになります。(マン%、ゾーン%)。
Peterson(34%、63%), Humphrey(56%、36%), Scandrick(77%、23%), Fuller(57%、39%), Slay(61%、28%), Ramsey(54%、39%), Amukamara(66%、28%), Carr(50%、45%)
バランスCB(White)
マンもゾーンも比較的良かったのはホワイトのみでした。
マン、ゾーンの割合は次のようになります。(マン%、ゾーン%)。
White(63%、29%)
まとめ
今回の集計は2018年単年のみなので、ノーマンがマン上手くてゾーンが下手という結果が出たりと信用しきれない部分もありました。なので、来年再来年と継続的にこの集計をして、数値で客観的にこのCBはマンが上手いと言えるようなデータをお見せしたいと思っています。